こんにちは、donutです。
あっという間に6月も下旬に差し掛かり、本格的な梅雨の季節が到来しましたね。
今回は、何かと話題を集めているChatGPTについて触れてみたいと思います。
ChatGPTとは?
ChatGPTはAI技術を駆使し、ユーザーが入力した質問に対して
人間のように自然な会話を可能とする無料のAIチャットボットサービスです。
人工知能の研究に特化したアメリカ、サンフランシスコの企業「OpenAI」で開発され、
2022年11月に公開されました。リリースされるや否や、生成された回答文の精巧さをはじめ、
どこか人間味を感じさせるような内容が注目され、瞬く間にSNSやネットニュース等で
話題を集めました。
ChatGPTは、小説の自動生成やゲーム内での会話を生成する目的で
開発された「GPT」という言語モデルがベースになっています。
GPTは、与えられたテキストの指示に対して自然言語を生成してくれるAIの一つです。
インターネット上にある膨大な情報を学習し、複雑な語彙や表現も理解できる所が強みです。
さらに、過去の会話内容を記憶したり、内容に誤りがあった場合はユーザー側で訂正できるなど、
より自然な会話に近づくための機能も搭載されています。
実際に使ってみた
donutも実際にChatGPTでアカウント登録を行い、試してみました。
利用に伴うアカウント登録は、下記サイトから行う必要があります。
<参考>
◆Introducing ChatGPT
公式サイトは英語版となっていますが、[Try chatGPT]ボタン→[Sign up]を
クリックして表示される「Create your account」からアカウント登録を行うことができます。
※登録の際はメールアドレス/Google/Microsoft/Appleアカウントのいずれかが使用できます。
なお、メールアドレスで登録する場合は、「8文字以上のパスワード」の設定が必要です。
また、携帯電話番号の入力も必要になるため、Google/Microsoft/Appleアカウントと
連携したい場合は、影響のないアカウントでの登録が良いでしょう。
登録後、まずは新潟市について質問を行ってみました。そこで得られた回答はこちらです。
新潟市について分かりやすい解説を提示してくれました。
チャット欄へ文章を入力すると、ChatGPTの方で内容に対応した回答を考え、
数十秒ほどであっという間に生成を行います。
以下ではおやつについて質問を行った際、おすすめのおやつを教えてくれました。
(蛇足ですがdonutはフルーツヨーグルトパフェが好きです...)
このように、ChatGPTを利用すれば、今まで人間が担ってきた文章作成や校正、
情報収集などの作業の一部をChatGPT上で行ったり、雑談をしたいときでも
ChatGPTに話相手になってもらうこともできてしまうのです。
ちなみに、先月5月26日には日本国内向けにスマホ版ChatGPTもリリースされました。
現時点ではiPhone(iOS)版のみとなっていますが、OpenAIでは
「Android向けアプリも追ってリリースする予定」とのことです。
<参考>
◆ChatGPT(App Storeより)
自治体×ChatGPTがもたらす可能性
各方面で注目を浴びているChatGPTですが、日本国内で業務の一環でChatGPTを
利用している企業はわずか7%と伸び悩んでいるのが現状です。
(対するアメリカでは利用率が51%と好調のようです)
<参考>
◆日本でのChatGPTの業務利用はわずか7%、約半数は「知らない」MM総研調べ
ニュース記事内の統計結果にもあるように、ChatGPTの認知度をはじめ、
企業での利用環境の整備や従業員への教育、用途などを総合的に鑑みた結果、
導入に対して二の足を踏んでしまう企業も少なからずあるようです。
「名前は聞いたことあるけれど、具体的な使い方が分からない」という印象を受けました。
そんな中、地方自治体ではChatGPTを積極的に導入し、業務効率化に役立てられています。
<参考>
◆ChatGPT 横須賀市が試験運用1か月 成果や課題は?
神奈川県横須賀市では、2023年4月からChatGPTの試験運用を開始しています。
アンケート回答の中では、職員の約3割が文書の作成や要約作業に、4分の1が企画などの
アイデア出しで利用されたようです。
また、職員の8割から「業務の効率化につながると思う」という回答を得られ、
効果のほどが実感できたように思います。
各地方自治体でChatGPTの導入が進められる中、新潟県新潟市でも6月12日から
ChatGPTの試行利用が開始されました。
<参考>
◆「恩恵を市民のみなさまににお届けできるよう」チャットGPTの試行利用開始
2023年10月に新潟市で開催予定のシティマラソンのキャッチコピーや
案内文を提案する際に活用され、広報面での活躍が期待される印象でした。
新潟市では、今後も本格的な導入に向けて機密情報の保護やAI学習防止を徹底した上で
年内いっぱいは検証を行っていくそうです。
今回はChatGPTについてご紹介しました。
「AIがあれば何でもできる」という言葉も耳にしますが、AIがもたらす
メリット・デメリットを踏まえた上で活用していくことも大切だと感じる
ツールでもありました。
今後も企業や自治体で導入が進むことで、AIから新たな知見を得られることを期待したいですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。