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【ご紹介】Windows10のサポート終了間近!あなたのPCは大丈夫?

執筆者 donut 更新日時 2025年8月06日

こんにちは、donutです。

あっという間に8月を迎えました。連日の猛暑で身も心も疲弊する日々ではありますが、
熱中症に気を付けながら過ごしていきたいですね。

そんな今回は、皆さんが仕事やプライベートで利用されているであろうWindows10のサポート期限について解説していきたいと思います。

 

Windows10のサポート期限について

2015年に登場して以来、Windows10は多くのユーザーにとってお馴染みの存在となりました。
しかし、すべてのOSにはライフサイクルというものがあり、Windows10も例外ではありません。

 2025年10月14日 この日は、MicrosoftがWindows 10のサポートを終了する日です。
「10月14日を過ぎると、Windows10が搭載されているPCは使えなくなる!?」という疑問を
耳にすることもありますが、結論から言うとそのまま利用を継続することは可能です。
ですが、サポート終了後もWindows10を使い続ける場合、後述するデメリットが生じてしまう
恐れがあります。

<参考>※Microsoftより
Windows10 Home and Pro

Windows10サポート終了によるデメリット

主に以下のデメリットが考えられます。

①セキュリティリスクが高まる恐れがある
 Windows10で定期的に行われていたセキュリティ更新プログラムが
 配信されなくなるため、ウイルスやマルウェア感染のリスクが高まる
 恐れがあります。
 ※仮に他社製のウィルス対策ソフトを導入していても、OS自体の
  脆弱性を突かれてしまうと感染を防ぎきれないこともあります。

②Windows10にインストールされているソフトウェアが徐々に対応しなくなる
 Windows10のサポートが終了すると、多くのアプリケーションや
 周辺機器の対応も順次終了していきます。

  ・新しいバージョンのOfficeやAdobe製品がインストールできない
  ・プリンタやスキャナなどのドライバが対応しなくなる
  ・最新のゲームや開発環境が動作しない
   ...などといった可能性も考えられます。

③システムの不具合対応が行われなくなる
 サポート期間中であれば、不具合やバグが報告されるとMicrosoft側で修正が
 行われます。しかし、サポート終了後は、以下のような不具合も放置されてしまう
 ことになります。
 ・ブルースクリーンやシステムクラッシュ
 ・Windowsアップデート時に発生した予期せぬエラーなど

④法令・業界基準との不適合が生じる可能性がある(法人の場合)
 法人の場合は、個人情報保護法やISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)
 などの認証要件に適合しなくなる可能性があります。

⑤サポート終了後の有償サポート延長は、一部法人や機関のみに限定される
 Microsoftでは「ESU(Extended Security Updates)」という有償の
 セキュリティ更新プログラムを提供しています。
 ですが、企業や教育機関などが主な対象となるため、個人ユーザーには
 適用されない可能性があります。

<参考>※Microsoftより
Windows 10の拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム

 

Windows10のサポート終了に伴う対策方法

ここまでサポート終了に伴うデメリットを記載しましたが、どうすれば良いのか?について
触れていきたいと思います。

①現在使用中のPCをWindows 11へアップグレードする

現在のPCで使用を続けたい場合、現状では安全な選択肢となります。
Microsoftでは、Windows10から11への無償アップグレードも推奨しています。
ただし、ハードウェア要件(TPM2.0・第8世代以降のIntelなど)が厳しいため、
要件を満たしていない場合、アップグレードができないこともあります。
より詳細な内容は、後述のMicrosoftサイトでも公開中です。

(1)現在のPCがWindows 11のシステム要件を満たしているか確認する
 PC正常性チェックアプリを使用して確認が可能です(Microsoftより提供中です)

<主なハードウェア要件(Microsoftより一部抜粋)>

・TPM 2.0(セキュリティチップ)搭載
・UEFI(BIOSの新規格)搭載
・Intel 第8世代以降 or AMD Ryzen 2000シリーズ以降のCPU搭載
・Secure Boot対応

<参考>
Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する
Windows 11 のアップグレードの準備
Windows 11 無償アップグレード方法や条件を解説

(2)アップグレードを行う前にデータのバックアップを必ず取る
 アップグレードを行う前に、万が一のトラブルに備えて重要なデータの
 バックアップを取っておきましょう。

<主なバックアップ方法>
・外付けHDDやUSBメモリを使用したデータコピー
・OneDriveやGoogle Driveなどのクラウド環境へアップロード
・システム全体のバックアップ(「バックアップと復元(Windows 7)」機能など)

②PCの買い替えを検討する

もし、古いPC(2017年以前に購入したモデルなど)を使用している場合、OSアップグレードよりも
買い替えを行う方が安全・快適に使用することができるでしょう。

Windows11のハード要件は厳しいため、「PC正常性チェックアプリ」の診断で非対応のPC

あると判断されたり、無理にアップグレードを行ってもその後の更新保証が受けられない可能性が
考えられます。

 <買い替え時のチェックポイント>
 ・OSの起動が遅い、搭載メモリが8GB未満であれば買い替えを推奨
  ※Windows 11の対応モデルは2021年以降のPCがほとんどです
 ・アップデート時にフリーズする、再起動までに時間がかかるといった
  トラブルが頻発している

 



今回はWindows10のサポート期限についてご紹介しました。

Windows10のサポート終了後も使い続けることは技術的には可能ですが、
セキュリティと互換性の両面でリスクを抱えることになります。

「まだ2ヶ月あるから...」と思っていても10月はあっという間にやって来ます。
安心・安全にPCを使い続けるためにも、Windows11への移行、あるいは代替手段の検討を
早めに進めることが大切ですね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

donut

執筆者 donut

生まれも育ちも新潟県新潟市。ビッグデータを基盤としたINSIGHT LABのビジョンや新潟の活性化事業に惹かれ、入社。趣味はカフェ巡りとゲーム、水族館にも行きたいです。

 

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