こんにちは!
前回は2040年問題に焦点をあて、来るべき未来にむけて自治体でDX化していく必要性について記事を書いてみました。
このような現状からINSIGHT LABでは企業だけでなく、拠点のある新潟県の自治体に対してもDX推進を行っております!
今回はその事例のひとつである新潟県三条市のイベント業務に対してDX推進の支援を行った事例をご紹介したいと思います。
新潟県三条市について
事例紹介の前に新潟県三条市についてのご紹介です。
三条市は南北に長い新潟県のほぼ中心に位置する県下有数の工業都市。
古くから刃物や金属製品などものづくりがさかんであり、隣接している燕市と合わせて「燕三条」という呼び名で金物の町として有名です。
燕三条エリアにあるいくつかの製造業では、ものづくりの魅力を感じてもらおうと工場見学や食器づくりの体験を行っているところもあります。
にいがた観光ナビでご紹介されていますので、ぜひご覧になってみてください。
https://niigata-kankou.or.jp/feature/factory/top
キッザニア マイスター フェスティバル in 三条
その三条市で子供たちにものづくりの面白さを体験してもらおうと「キッザニア マイスター フェスティバル 」というイベントが開催されています。※参加対象は新潟県在住の児童
https://www.city.sanjo.niigata.jp/soshiki/keizaibu/shokoka/4568.html
ご存じの方も多いと思いますが、キッザニアとは子供たちがいろいろな職業を体験できることで大人気のサービスを提供しています。
そんなキッザニアの協力のもと、三条市でものづくりを中心とした職業体験できるイベントが「キッザニア マイスター フェスティバル」です!
2021年は31コースの職業体験が開催されたのですが、イベント概要を見るだけでも面白そうです。
子どもたちに職業体験を楽しんでもらいつつ、自分たちが住んでいる地域の産業を体感してもらえるとは何とも素晴らしいイベント。日本各地でやってほしいです。
イベント運営の業務課題とINSIGHT LABの支援について
このキッザニア マイスター フェスティバルの運営業務については三条市役所が担当しているのですが、人手を介しての業務が中心になっており、業務負担の大きさが課題となっていました。
例えば参加申し込みの受付では、従来は受付時間内に電話かFAXで連絡をもらい、その後職員が情報を入力するというフローになっていたため、連絡を受ける、そして入力する、という二重の作業が発生します。
このような業務負担を解決するため、INSIGHT LABと三条市でDX化に取り組み、結果として業務効率を大きく改善することができました。
先に例として挙げた申し込み受付はインターネット上から申し込みできるシステムを構築したことで、二重作業が無くなり工数が大きく削減。
その他にも抽選業務、抽選結果の通知や事前連絡などでもDX化に取り組み、業務負担を改善することができました。
DX化に取り組んで見えてきたこと
さて、以前私が観光のDX化について書いた記事の中でDX化によって得られるメリットの一つとして、「データが得られる」ということを書きました。
今回ご紹介した事例でも、参加者の申し込みを従来の電話・FAXからインターネットを利用する方法に変更したことで、そのシステムから申し込みする側が何時に申し込みをしたのか、というデータを得ることができます。
従来は受付時間が日中に限られていましたが、24時間好きな時に申し込めるようになったということは、参加希望者、つまりはサービスの受け手が利用しやすい時間に申し込みをしているはずです。
したがってそのデータを分析し、申し込みの多かった時間帯と、従来の申し込み時間帯と比較して違いをみることで、DX化によってサービスを利用する側にとってもメリットがあることが見えてきました。
そのようなDX推進の結果として見られた効果について、次回の記事でご紹介したいと思います。
また読んでいただけましたら嬉しいです!