はじめに
『お菓子作り』と『プログラミング』と『実験』が含まれている謎タイトルですが、共通点がありそうなのでブログにしてみたいと思います。
タイトルの順番は、詳しくない順 兼 融通が利く順となります。
詳しくない順というのは、私の知識レベルの話です。それぞれの知識レベルは以下になります。
- お菓子作り ⇒ ホットケーキをつくれるレベル
- プログラミング ⇒ 現職(資格いくつか)
- 実験 ⇒ 修士号(分子生物学)
現職より、詳しいものがあるぞと思うかもしれないですが、ここでは触れないでおきます。。。
融通の利く順に関しては、あとで詳しく書きたいと思います。
共通点
①設計図
それぞれ名前は違いますが、以下のように設計図があるかと思います。
- お菓子作り ⇒ レシピ
- プログラミング ⇒ 仕様書
- 実験 ⇒ 実験プロトコル
実験プロトコル・・・分子生物学や生化学などの実験において、実験の手順、及び条件等について記述したものである。(by Wikipedia)
基本的には、設計図に沿って作業するかと思います。
②設計図に忠実に作業
どれも①にある設計図の通りに作業する必要がありますよね。
お菓子作りについては、分量や工程を間違えるとうまくいかなかった経験がみなさんあるかと思います。
例えば、パウンドケーキをつくる場合を考えてみます。バターの量が足りなかったり、乳化がうまくいっていない場合は、オーブンで焼いた時に生地がうまく膨らまなかったりするかと思います。
分量や工程はレシピに書かれており、その通りに作業する必要があります。
(料理ではなくお菓子作りとしたのは、料理の場合はアレンジしてもうまくいく場合もあるかと思ったのでお菓子作りと範囲を限定しました。お菓子作りってそんなイメージです。)
実験も同じで、試薬の分量やプロトコルにある手順を間違えた場合うまくいかなくなります。(仮にうまくいったとしても、同じプロトコルで再現性をとる必要があります。)
プログラミングも、仕様書と違うものがつくってしまうと想定の動作がしないかと思います。
相違点
もちろん違っている点もあります。設計図と関連させるなら、設計図に「融通の利く点」です。
お菓子作りの場合
今度は、チョコ入りパウンドケーキを作る場合を考えてみたいと思います。チョコ入りパウンドケーキといっても、以下にあるようにいろいろなバリエーションがあります。
- 生地にチョコを混ぜ込むパターン
⇒生地を混ぜる段階でチョコをいれる。 - チョコチップパウンドケーキ
⇒生地を作った後、オーブンで焼く前にチョコチップを生地に混ぜる。 - プレーンのパウンドケーキにチョコソースをかけるパターン
⇒オーブンで焼いた後に、チョコソースをかける。
慣れている人は、お菓子作りをしている最中にも柔軟に対応できるかもしれません。なので、ここでは一番融通の利くものとしています。
プログラミングの場合
仕様変更により、プログラムを大きく改修するパターンや少しの修正で済むパターンなど千差万別あります。
お菓子作りでいうところの生地にチョコを混ぜ込むパターンの場合は、プログラミングだと一から作り直した方が早いかもしれません。
実験の場合
実験に必要な実験手法や条件などをあらかじめ確認し、事前に準備が必要になります。
適切な条件がわからない場合は、適切な条件(濃度・反応時間・反応温度など)を検討して、最適な条件を把握しておく必要があります。
実験手法についても同様です。最適な手法なのかを検討する必要があります。
(お菓子作りのレシピ通り作るように)既に実験キットがあってその通りに作業すればよいときもありますが、自分で実験を組む場合は何度も条件検討を行った上で設計図(実験プロトコル)が作成されます。
実験がうまくいかず設計図(実験プロトコル)を変える場合は、条件検討からやり直しになります。実験は、条件検討の繰り返し作業になります。
そういった点から、この中では最も融通の利かないものにしています。
まとめ
『お菓子作り』と『プログラミング』と『実験』という一見全く関係のないものですが、共通点もあるよというお話でした。
お菓子作りが得意な方は、プログラミングや実験も上手とかあるかもしれませんね。