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【Tableau×観光】ワークショップ開催レポート③

執筆者 BI LAB編集室 更新日時 2022年1月27日

Topics: Tableau 新潟

おはこんばんちは!
前回のブログでは新潟観光協会様と開催しました「Tableauワークショップ」の1回目の内容についてご紹介いたしました。
今回のブログは2021年9月に開催しました第2回目のワークショップについてご紹介したいと思います。
ちなみにこのワークショップは私がメイン講師を担当させていただきました~!

Tableauの入門ハンズオン

第1回目のワークショップでは、Tableauで作成されたダッシュボードに触れていただきながらグループでディスカッションする内容でした。ダッシュボードの見やすさ、インタラクティブ感を実感していただいたところで、続く第2回目のワークショップでは「Tableauハンズオン」と題しまして、チャートの作成に取り組んでいただきました!
ほとんどの方がTableau
ほぼ未経験とのことでしたので、内容としてはサンプルスーパーストアのデータをつかって、棒チャートや折れ線チャートなど、基本的なチャートの作成についてのハンズオンです。

これまでTableauを使ってきた経験から、その特徴はなんといっても、思考の流れに沿ってまるで体の一部のように直感的にチャートを作成していけるサクサク感だと思っています。
その実感を少しでもお伝えできるように、ハンズオンでは単にこのチャートを作ってみましょう、ということではなく、データ全体を俯瞰して気になったところを掘り下げて分析しながらチャート作成、という構成にしてみました。
今回のハンズオンは1時間程度の短い内容でしたが、Tableauで行う操作の大半がドラッグ&ドロップで簡単にできるので、参加者全員が4つのチャートを時間内に作り終えることができました!

グループワーク「適切なビジュアライゼーションを考えよう」

ハンズオンが終わった後の後半は、いくつかのチームに分かれ、適切なビジュアライゼーションを考えるグループワークに取り組んでいただきました。
具体的には私がダメな例として作成したビジュアライゼーションをもとに、どこがダメなのか、どうすれば改善できるのか考えてもらう、という内容です。

このワークでは各都道府県別にビールや焼酎などのお酒について、成人一人当たりが消費する量を集計した「都道府県別お酒の消費量」を使いました。
データの内容は弊社のTableauナレッジでも紹介していますので、出典についてはこちらをご参照ください。

出題したダメな可視化のひとつとして、私が作成してみたビジュアライゼーションの一例をご紹介します。
これは日本酒の消費量が多い都道府県を見たときに、例えば北の方が多いとか、そのような地理的な特徴があるか?という質問に対してビジュアライゼーションしてもらったけどわかりにくいので改善してください、というお題です。

このお題はちょっとわざとらしい感じが強いかもしれませんが、ぱっと見で色が多く、ごちゃごちゃしていてどこを見ればいいのかわからない、という印象を受けますよね。
作られたチャートをみて、伝えたいことがビジュアライゼーションできちんと伝わるように可視化されているか、分かりにくい場合は何がいけないのか、どう改善すればいいのかを考えてみることは、データの可視化スキルを向上させるために、とてもいいトレーニングになります。
自分だったらどう可視化するか、ぜひ考えてみてください。

チャートを作る際に気を付けたいポイント

今回このようなワークを考えた理由として、データ分析する上で生じてしまいがちな問題についてお伝えしたいという気持ちがありました。
それは「何となくそれっぽいチャートを作ってしまう」問題。
もう少し具体的にいうと、言いたいことを伝えるために適切ではないビジュアライゼーションになっているチャートを気づかずに作ってしまうことです。
これは個人的な見解ですが、Tableauではドラッグ&ドロップで簡単にチャートを作れてしまう手軽さ故に、その問題が起きやすいと感じています。
というのも、私も自分が以前作成したチャートを見ては、これはわかりにくい表現になってしまっていたな...と反省することがよくあるからです。
Tableauを今後活用していただくためにも、その点についてお伝えしたいという気持ちから、今回このようなグループワークの内容を考えてみました。

このワークに対して参加されたみなさんからどのような反応があるのかドキドキしていたのですが、当日はグループごとにメンバー同士でひとつのパソコン画面を見ながら話し合うなど、和気あいあいとディスカッションしている様子が見られて、ほっと一安心しました...!!
ワークショップにご参加いただいたみなさまが積極的に取り組んでいただいたことで、スムーズに運営することができました。本当にありがとうございました!

DX化に向けたINSIGHT LABの取り組み

これまで3回の記事で新潟県観光協会様と開催しましたワークショップについて、ご紹介させていただきました。
第1回目の記事では観光のDX化について簡単ご説明しましたが、観光業に限らず様々な業界でDX化が進んでいます。
このような社会の動きからDX化したほうがいいとは思っているけど、アナログな業務が中心でどこから手を付ければいいのかわからず困っている、というお話を聞くことが多く、弊社ではこのような課題を改善すべく、DX化に取り組みたい企業様や団体に対してDX化の支援を行うKakeDashiサービスをご提供しております。
そのほか弊社が提供している「データ利活用の統合支援サービス」については、以下のサイトから資料のダウンロードができますので、ぜひご覧ください。
https://solution.insight-lab.co.jp/

DX化についてご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

BI LAB編集室

執筆者 BI LAB編集室

BI LAB(データ活用研究所)編集室です。 BI、AI、DWHなどデータ活用に関するトレンドやニュースやコラムをほぼ毎日配信しています。押さえておきたい基本知識から、最新ニュース、事例インタビューやお役立ち情報・セミナーレポートまで、データ活用の専門家ならではの視点と情報量でお届けします。

 

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