こんにちは、donutです。
2025年最初のブログとなりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
早くも2月が終わりに差し掛かっていますが、寒波の影響もあり、まだまだ寒い日が続いています。
特に、2月前半には新潟市内でも約50センチの大雪が観測され、連日の雪かきに疲弊したことを思い出します...笑
そんな今回は、「AIやDXを活用した除雪対策」についてご紹介したいと思います。
AIで積雪状況をモニタリング
コニカミノルタ株式会社は、「DX推進連携パートナー協定」を締結している長野県との取り組み
として、積雪状況を遠隔地から確認する「積雪モニタリングソリューション」の実証実験を
開始しました。
高性能カメラとAI画像処理分析機能を活用した積雪量観測の実効性や、集落から離れた山間地の
道路では、積雪状況の確認に時間を要するため、リアルタイムでの常時観測を可能としています。
これにより、観測担当者の負担軽減はもちろん、ダッシュボード機能で積雪量や現場の状況を
すぐに表示できるため、豪雪時でも効率性と利便性の向上が期待されます。
<参考>
◆遠隔監視ソリューションの取り組みを拡大 長野県との実証第2弾 AIを活用した
「積雪モニタリングソリューション」(コニカミノルタより)
◆AIを活用した雪量の自動観測システムの実証実験を開始しました(長野県より)
道路の除雪に一役買う自動運転標識車
ネクスコ東日本株式会社では、いすゞ自動車株式会社と共同で開発中の自動運転技術を搭載した
標識車の実用化を目指し、都度試験が実施されています。
標識車は、除雪車と一般車両の事故を防ぐため、電光掲示板や回転灯で注意喚起を行っています。
現在開発中の車両では、衛星測位システム(GNSS)による除雪車と標識車の位置情報に加え、
位置情報の共有や車間距離の指定を行う仕組みを搭載しています。また、除雪後に雪が落下した
場合でも、標識車は各種センサーによって安全確保が可能です。
特に、豪雪に見舞われた環境での除雪作業では、作業員の安全を確保しつつ、除雪効率の向上化も
注目が集まっています。
<参考>
除雪車に追従する標識車の自動走行の開発状況について(NEXCO東日本より)
自動除雪ロボット「ユキゾー」
新潟県長岡市では、除雪中の事故防止のため、自動除雪ロボットを活用した実験が行われています。
<参考>
朝起きたら除雪完了!? “自動除雪ロボット”の開発進む 事故防止へAIで除雪範囲を認識 《新潟》
「ながおかメイカーズ・クラブ」が開発した除雪ロボット「ユキゾー」は、ロボットに搭載された
AIが三角コーンを認識し、指定した範囲の除雪を自動で行ってくれます。
また、安全確保のため、人を検知すると停止する仕組みも搭載しています。
今年2月に発生した寒波の影響で新潟県内では大雪に見舞われました。また、今シーズンは除雪中の
事故で死傷者も発生しており、ユキゾーをはじめ、作業者の安全と安心を担うロボットの活躍で
事故防止に期待が集まっています。
今回はAIとDXを活用した除雪対策についてご紹介しました。
今回ご紹介した施策は、除雪作業の効率化や安全向上だけでなく、作業のコスト削減にも貢献しています。
今後さらにAIやDX技術が進化することで、除雪作業の精度や効率のさらなる向上が期待されますね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。