こんにちは、riceです。
この夏は暑かったですね、、ずっと暑かったです。夏が終わらないんじゃないかと不安にさえなりました。暑さが落ち着いても皆さん体調にはどうぞ気を付けてください。
さて今回は新潟市で行われた「新潟市DX人材育成支援事業」から見えた新潟市におけるDX推進の現状と課題についてまとめてみました。
目的
新潟市では、市内中小企業向けのDX人材育成プログラムを作成し、DXの推進、加速化を担う社内人材を育成することで、中小企業の従来型のビジネスモデルからの脱却やデジタル社会における新規事業開発を促進するため(新潟市ホームページ)
事業概要
①新潟市内事業者1027社へのWeb調査
②27社へのヒアリング調査(Web調査の回答事業者で、DX人材育成に取り組んでいる事業者)
③DX人材育成プログラムの作成・実施
④効果検証
企業内でDXを進めていくにあたって何が問題となっているか、というところに関心があったので、そのことに関連したWeb調査・回答を抜粋してみたいと思います。
・回答事業者数 : 231事業者
・回答数上位3社: 建設業25.5%、卸売業/小売業 21.6%、製造業21.2%
DXへの取り組み状況及びDX推進組織について
- 全社的に始めている 10.8%
- 一部が先行して始めた 9.1%
- 検討を開始している 29.4%
- 取組みも検討も行っていない 42.0%
皆さんこちらの結果はどう感じますか?やはりわたしは「取り組みも検討も行っていない42%」ということに驚きました。
続いて、
DX推進の課題・問題点(上位3項目まで抜粋)
- 人材が社内で育成できない 49.4%
- 社員全体のITリテラシーが不十分 44.6%
- 既存の情報システムの改修の負担が大きい 34.2%
個別のヒアリング調査では上記の具体的なことが回答されていたのでこちらもご紹介します。
- 外部のコンサル等を活用するにも、自社の社員にある程度の知識が必要だと感じている
- 自分で考えて既存業務のDXができるような人材を育てていきたい
- 経営者から全社員までデジタルリテラシーを上げていく必要がある
DXの話になると必ず「人材」のワードがでます。
詳しい人材がいない、育成が難しい、分かる人とそうでない人の幅を埋めること、などなど。
今回の回答結果から異なる業種でも人材への課題が大きいことがわかります。
Web調査の「取り組みも検討も行っていない42%」は、そもそも仕切れる人材がいないから…ということもあるのでしょうか。。。
その後事業概要にもあった、③DX人材育成プログラムの作成・実施が行われ、詳細としては「ビジネス系人材」「システム系人材」「データ・AI系人材」の3コースに分かれ、オンライン講座やeラーニングを経て、最終のワークショップまで受講されたそうです。
以前他のDX関連のセミナーを同時に複数人と受講された方のお話で、お互い切磋琢磨出来て良かった・同じ悩みを共有できて励まされたという声を聞いたことがあります。
今回も同じコースを数人でという回もあったようなので、共通の想いや悩みを感じながら受講されていたのかな…と想像していました。
また、受講後にそれぞれが知識を深めて社内共有することが今後につながるでしょうし、サポートや人材育成事業は行政に継続していただきたいと感じました!
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私にしては真面目な記事になったな、、、としみじみしています。
自身も育成しなければならない人材なので、知識等底上げできるようガンバリマス!
参考資料(新潟市DX人材育成支援事業報告)