こんにちは!新潟研究開発センターのsophy(salt)と申します。
4月に入り、暖かい日が増えてきましたね。もう春、気づけば夏だなーと、夏好きの私としてはうれしく思います。最近は、黄色い帽子を被った子供たちが、真新しいランドセルを背負って登校している姿を見てほっこり。
そこで、今回は、新学期にちなんで新しい「教育」の形について考えます。
今更だけど、GIGAスクール構想って知っている?
GIGAスクール構想って聞いたことはありますか?
GIGAスクール構想とは2019年12月に閣議決定された教育改革案であり、「児童1人1台端末」と、「高速大容量の通信ネットワーク」を一体的に整備することで、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現させる構想、のことです。GIGAとは、Global and Innovation Gateway for Allの略。参考:GIGAスクール構想の実現について
新潟県でも「新潟県版GIGAスクール構想」を策定し、県内の小中高等学校のICT化の促進を図っています。参考:「新潟県版GIGAスクール構想」
GIGAスクール構想の背景
そもそもGIGAスクール構想はなぜ推進されているのでしょうか?
それは、日本のICT教育の遅れにあります。学校教育におけるデジタル機器の使用時間は、OECD加盟国中なんと最下位!先進国を中心に世界各国では教育のICT化が進む一方で、日本の教育現場ではICT活用が一般的とは言えませんでした。
AIやIoTなどの技術が高度化し、環境の変化が著しい現代において、変化に柔軟に対応し、創造性をもって問題を解決する資質や能力を持った人材の育成は必須。学校教育の現場でも、従来型の教育ではなく、ICTを活用した個別最適な教育の実現を推進し、情報活用能力や論理的思考力の育成を目指しているのですね。参考:「ICT活用の推進」
INSIGHT LABが実施するプログラミング体験について
文部科学白書には、小学校の段階で体験的にプログラミングを取り組む狙いは、論理的思考力を育むとともに、プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータをはじめとする情報技術によって支えられていることなどに気付き、身近な問題の解決に主体的に取り組む態度やコンピュータ等を上手に活用して、よりよい社会を築いていこうとする態度などを育むこと、さらに、教科等で学ぶ知識及び技能等をより確実に身に付けさせることにある、と明記されています。参考:「ICT活用の推進」
実は、INSIGHT LABでも、小学生向けのプログラミング体験を実施しているのですが、ご存知でしょうか?
事例の一つとして、新潟県三条市で開催された「キッザニアマイスターフェスティバルin三条」にて、Scratchというプログラミング言語を使い、オリジナルのゲーム作りにチャレンジしてもらう、体験コースを実施しました!
ゲーム内のキャラクターや背景デザイン、キャラクターの動き方など、全て子供たちが考えて、自分で組み合わせていきます。どうしたら思うような動きになるのか試行錯誤し、時には手を上げて質問しながら、形にしていきます。過去のブログにも詳しく書いてありますのでよろしければ読んでみてください!→「これからの時代に!こども達にとってプログラミング体験が重要な理由」
ぜひ、うちの地域でも実施してほしい!という、自治体様がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談下さい!