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学校教育のAI・デジタル活用最前線|2026年、現場は何が変わった?

執筆者 Sophy 更新日時 2026年8月31日

Topics: DX 教育 ICT 生成AI

ごきげんよう、Sophy(ソフィ)です。

本日のテーマは【学校教育におけるAI・デジタル活用】

 「うちの子の学校、タブレットは配られたけど実際どう使われているの?」「生成AIって授業で使っていいの?」——そんな疑問を持つ保護者や、日々の授業準備・校務に追われる教員の方は多いのではないでしょうか。

学校現場のデジタル化は、この1〜2年で「試行錯誤」から「本格導入」の段階へと大きく進みました。この記事では、GIGAスクール構想の現在地から、生成AI活用のルール、実際の授業・校務での事例までをやさしく整理していきます。

 

 GIGAスクール構想は「第2期」へ端末更新のピークが到来 


 2019年に始まったGIGAスクール構想は、全国の児童生徒に1人1台の学習用端末(タブレットやパソコン)を配備する取り組みでした。

導入から数年が経ち、当初配られた端末の多くが耐用年数を迎えたことから、現在は「GIGA第2期」と呼ばれる端末更新の時期に入っています。調査会社のMM総研によると、更新需要は2025年度と2026年度に集中しており、都道府県単位でOSを統一する動きも進んでいるようです。単なる「買い替え」ではなく、次世代の校務DX(デジタル技術による業務改革)や学びの変革を見据えた整備方針への転換点だといえるでしょう。

文部科学省の中央教育審議会でも、次期のICT環境整備方針についての議論がまとめられており、通信環境の強化やクラウド活用の前提を踏まえた計画づくりが求められています。 

 

「使うか使わないか」から「どう使うか」へ


学校現場でとりわけ関心が高いのが、生成AIの扱いです。

文部科学省は2023年に初版のガイドラインを公表した後、2024年12月から2025年にかけて「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」を公表しました。

改訂版では、これまでの「限定的な利用から始める」という慎重な姿勢から一歩進み、教職員の校務や授業準備での利用を積極的に後押しする内容が盛り込まれています。

一方で、児童生徒がAIの回答をそのまま提出物に使う「思考停止」のリスクや、個人情報の入力に関する注意点は引き続き強調されており、「使うこと」自体が目的化しないよう、情報活用能力(情報を正しく読み解き、使いこなす力)を育む観点が重視されています。 

 

 授業と校務、それぞれで進むAI・デジタル活用の実践


教育の場では、大きく分けて「学習支援」と「校務効率化」の二方向でのAI活用が進んでいます。

学習支援の分野では、AIドリル教材を使って児童生徒一人ひとりの理解度に合わせて問題を出し分ける「個別最適な学び」の実践が広がっています。苦手分野を自動で分析し、つまずきに応じた復習問題を出すサービスも普及してきました。

校務効率化の分野では、文部科学省の実証事業でも取り上げられているとおり、生成AIを使って授業案や保護者向け文書のたたき台を作成したり、テストの採点補助やアンケート集計を自動化したりする取り組みが推進されています。教員の長時間労働が社会的な課題となる中、AIを「文書作成のアシスタント」として使うことで、児童生徒と向き合う時間を増やそうという狙いがあります。

ただし、最終的な内容の確認や責任は必ず教員自身が担うという運用が前提になっている点は押さえておきたいところです。 

 

 導入にあたっての注意点とよくある疑問


保護者や教育関係者からよく聞かれるのが、「セキュリティは大丈夫なのか」「AIに頼りすぎて子どもの考える力が落ちないか」という不安です。

これに対しガイドラインでは、学校の設定した範囲内でのアカウント管理や、AIの出力をそのまま正解として扱わず「一つの参考意見」として検証する態度を養う指導方針が示されています。

また、家庭でのAI利用と学校でのルールに差があると混乱を招くため、学校だよりや保護者会などを通じて方針を共有する自治体も増えています。

導入を検討する学校側は、いきなり全教科・全学年で使うのではなく、特定の教科やモデル校から段階的に試し、効果や課題を検証しながら広げていくアプローチが重要となります。 

 


最後に

AIが著しい速さで進化していく中で、教育現場での安全かつ上手な使い方が求められています。AIの性質を理解し、まずは小さな範囲から試していきたいですね。

INSIGHT LAB新潟では、児童向けおよび教員向けにプログラミング講座を実施しています。AI活用やプログラミング的思考力の育成に関心がありましたら、お気軽にお問合せ下さい!

お問合せはこちら→https://insight-lab.co.jp/contact/ 

 

出典・参考資料
文部科学省「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」関連報道(国立国会図書館カレントアウェアネス、先端教育オンライン、みんなのコード) 
MM総研「GIGA端末の更新需要は2025年度と2026年度に分散」調査 
中央教育審議会初等中等教育分科会デジタル学習基盤特別委員会「次期ICT環境整備方針の在り方ワーキンググループ取りまとめ」(令和6年7月) 
文部科学省「未来の教室」実証事業(生成AIサービスを活用した教職員の業務効率化) 

 

Sophy

執筆者 Sophy

経理事務職・営業職を経て、2022年7月1日からINSIGHT LABに入社。現在は、DX推進グループに所属し、デジタルの力で新潟の活性化を目指します!

 

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