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サイバー攻撃の被害を防ぐためにー対策法について解説ー

執筆者 donut 更新日時 2024年6月18日

こんにちは、donutです。

6月後半にもかかわらず、すでに30℃超えの日々が始まり、
7月から8月の気温を今から想像すると恐ろしさも感じてしまいます...
熱中症にも気を付けなければいけませんね。

そんな今回は、世間を騒がすサイバー攻撃について調査してみました。

サイバー攻撃とは

サイバー攻撃とは、コンピューターシステムやネットワーク、インターネット経由の情報に対する
悪意ある行為のことを指します。これは、個人/組織/政府/あるいは国家が行う可能性があります。

サイバー攻撃を行う目的は様々ですが、主に以下の内容が推測されています。
 ・情報の盗み出し
 ・システムの破壊
 ・各種サービスの中断など

<参考>
サイバー攻撃とは(Microsoft社より)

サイバー攻撃に関しては、今月6月8日未明に発生した「ニコニコ動画」やKADOKAWAグループが
提供するコンテンツやサービスが、ランサムウェアを含んだサイバー攻撃の被害に見舞われた
ニュースが話題となりました。

攻撃の影響は非常に甚大で、生放送や関連チャンネルを利用した公式番組は7月末まで中止し、
引き続き「ニコニコのシステム全体を再構築をするための対応」を進めることを表明していますが、
「システムの再構築」というワードだけで一筋縄ではいかないと感じた方もいらっしゃるかも
しれません。
(なお、一部では配信プラットフォームをYoutubeなどに変更したり、放送日の延期や変更と
いった対応が行われています)

<参考>
ニコニコサービスが利用できない状況について(ニコニコインフォより)
ニコニコ、復旧まで1カ月以上かかる見通し
 ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃だった(ITmediaより)

サイバー攻撃の種類

主なサイバー攻撃としては以下のようなものがあります。

①マルウェア攻撃
 ウイルス、ワーム、トロイの木馬などのマルウェアを使用して
 システムに侵入し、データを盗み出したり、システムを破壊することができます。

②フィッシング
 フィッシングは、信頼性のある情報源を装ってユーザーから個人情報や機密情報を
 だまし取る手法です。一般的には偽のウェブサイトや偽の電子メールを使用します。

③DDoS攻撃
 分散型サービス拒否(DDoS)攻撃は、複数のコンピューターから大量の
 トラフィックを送信して、ターゲットのサービスを中断させる攻撃です。

④ランサムウェア
 ランサムウェアは、コンピューターに侵入してファイルやシステムを暗号化し、
 復号鍵を提供する代わりに身代金を要求するマルウェアです。
 前述したKADOKAWAグループへのサイバー攻撃の主な原因の一つでもあります。
 ランサムウェアは、標的型メール攻撃からの感染や情報抜き取りの印象が
 ありますが、昨今はテレワークが普及したことを機に、社内システムへ接続する
 VPN機器の脆弱性を狙った攻撃も急増しています。


⑤SQLインジェクション
 SQLインジェクションは、ウェブアプリケーションの
 セキュリティを破る手法です。攻撃者がSQLクエリを注入し、
 データベースから情報を抽出/操作を可能とします。

※これらは一部であり、実際には多くの異なる種類のサイバー攻撃が存在します。

 

サイバー攻撃の対策は?

個人環境においてサイバー攻撃から身を守るためには、いくつかの対策を取ることが重要です。
以下に一般的な対策を挙げてみたいと思います。

<個人でもできるサイバー攻撃の対策>
①セキュリティソフトウェアの導入
 アンチウイルスやファイアウォール、マルウェア対策ソフトウェアなど、
 セキュリティソフトウェアを導入してシステムを保護しましょう。

②定期的なアップデートと更新プログラムの適用
 システムやソフトウェアの脆弱性を修正するため、
 定期的にアップデートやパッチを適用し、最新のセキュリティ機能を
 利用しましょう。

③強力なパスワードの使用
 強力で一意なパスワードを使用し、定期的に変更することで、
 アカウントへの不正アクセスを防止します。
 パスワードの管理だけでは不安を感じる場合、多要素認証の
 使用もおすすめです。

④データのバックアップ
 データの定期的なバックアップを取り、必要に応じて
 システムを復元することができるようにしておきましょう。

また、企業におけるサイバー攻撃の対策も非常に重要です。
企業では機密情報や顧客データなどの重要情報を保持しているため、攻撃の標的となりやすいです。
主なサイバー攻撃対策は以下があります。

<企業におけるサイバー攻撃の対策>
①セキュリティポリシーの策定と実施
 セキュリティポリシーを策定し、従業員に遵守を求める必要があります。
 これには、パスワードの複雑さやデータアクセスの制限、
 セキュリティソフトウェアの使用方法などが含まれます。

②セキュリティソフトウェアの導入
 アンチウイルスソフトウェア、ファイアウォール、侵入検知システムなどの
 セキュリティソフトウェアを導入し、企業のネットワークと
 システムを保護します。

③セキュリティ意識の向上
 従業員に対して定期的なサイバーセキュリティトレーニングなどを提供し、
 サイバー攻撃などの脅威に対する警戒心を高めます。

④定期的なセキュリティ監査と評価
 システムやネットワークの脆弱性を特定し、セキュリティポリシーの
 遵守状況を確認するために、定期的なセキュリティ監査を実施します。

⑤データの暗号化
 重要なデータを暗号化して保護し、万が一情報が盗まれた場合でも
 機密性を確保します。

⑥インシデント対応計画の策定
 サイバー攻撃が発生した場合に迅速に対応するための
 インシデント対応計画を策定し、従業員が適切に対処できるようにします。

⑦モバイルデバイスの管理
 社内のモバイルデバイスに対するセキュリティポリシーを実施し、
 企業データの保護を確保します。

これらの対策は、サイバー攻撃から身を守るための基本的な手段ですが、
セキュリティを向上させるためには継続的な取り組みが必要です。

 

今回は、サイバー攻撃とその対策法についてご紹介しました。

サイバー攻撃の手法は近年非常に巧妙化しているのが現状です。
被害に遭わないための対策はもちろん、万が一被害に遭ってしまった場合、最小限に抑えるための
対策も重要になってきます。
個人や企業を問わず、セキュリティに関して確認を怠らないようにしていきたいですね。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

donut

執筆者 donut

生まれも育ちも新潟県新潟市。ビッグデータを基盤としたINSIGHT LABのビジョンや新潟の活性化事業に惹かれ、入社。趣味はカフェ巡りとゲーム、水族館にも行きたいです。

 

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