皆様、ごきげんよう。Sophyです。
どんよりとしたお天気の日数が増え、肌寒さが身に沁みます!めっきり秋らしく?何なら冬になってしまうのではないかと、ハラハラしています。(タイヤ交換しなきゃ💦)
さて、今回のブログでは、最近よく耳にする【AIエージェント】について調べてみました。サクッと読める内容にしましたので、最後までお付き合いいただけると幸いです!
AIエージェントって何?
日常生活にも浸透しているchatGPTといった生成AIの進化により、【AIエージェント】という概念が急速に広まっています。
AIエージェントとは、人の指示を理解し、目的を達成するために自律的に動くAIのこと。
単発タスクを得意とし、人の指示の下に作業を実行する生成AIに対して、AIエージェントは目標を達成するために複数のステップを自ら考え自律的に実行していきます。例えるなら、優秀な秘書のようなイメージでしょうか。
「生成AI」から「AIエージェント」へのシフト
・マルチタスクを自動完結
AIエージェントは、目標を達成するために、いくつかのソフトウェアと連携し【計画】【実行】【修正】を自律的に行います。例えば、「過去1カ月間のメール内容をチェックし、修正案を提示して」と指示を出すと、以下のような流れで複数のタスクが実行されます。
指定された期間のメールを開く→メールの内容をチェック→分析→結論に基づいて修正案を提案
人の介入を最小限に抑えながらも、タスクを完結できるのはAIエージェントの大きな特徴です。
・ルーティンワークからの解放
メールの振り分けやデータの集計、競合先のリサーチといった日常的に行う一連の作業は、AIエージェントで代行することができます。
時間を取られがちなルーティンワークから解放されることで、複雑な意思決定が必要となるコア業務に集中できるようになり、企業成長やサービスの向上といったプラスに働くことが期待されます。また、人手不足の対策としても有効だと考えます。
・パーソナライズ対応
AIエージェントは、ユーザーの検索履歴や行動データを学習することで、組織やチームに最適な提案や回答を行います。また、ユーザー側でAIの役割や回答スタイルを調整することも可能です。
エージェントの種類
AIエージェントには「シングルエージェント」と「マルチエージェント」があります。
・シングルエージェント
一つのAIエージェントが、単一の目的のために単独で動く仕組みのこと。一つのAIエージェントで完結するため設計や開発がしやすく、運用コストも抑えることが可能。ただし、複雑なタスクには不向きで、特定の業務にのみ最適化されているため、他分野への転用は難しい。
・マルチエージェント
複数のAIエージェントが役割を分担・協調しながらタスクを実行する仕組みのこと。それぞれの役割に特化したAIエージェントを組合わせているため、複雑なタスクや条件分岐が多い場合に有効。AI同士がディスカッションを行うことで、より良い結果を導くことができる反面、異なる意見の調整は必要となる。
初めてAIエージェントを導入する場合には、単一の業務から置き換える企業様が多いようです。そこから置き換える業務を増やし連携させることで、自動化する範囲を広げていきます。
導入を成功させるには?
”タスク分解”が鍵
AIエージェントを導入する際、まずは「どの仕事をAIに置き換えるか」を明確にすることが大切です。業務を見える化し、導入する範囲と目的を設定しましょう。
1.業務の棚卸
チームまたは個人単位で行っている業務を棚卸し、どんな業務が存在しているのかを把握します。
2.各業務をプロセス単位に分解
各業務の開始~実行~完了までの流れを細分化し、見える化します。
3.AI適正の確認
プロセスごとに、AIに置き換えた場合、どの程度人の判断が必要となるか把握します。
4.優先度をつける
「効果」「頻度」「リスク」を評価します。スモールスタートとして、高頻度・低リスクな業務を選択することをおすすめします。
5.実装と検証
実際にAIエージェントを導入し、利用状況をモニタリングします。具体的な数値目標(KPI)を設定しておくことで、導入後の評価がしやすくなります。
エージェントの活用
ここまでは、AIエージェントの基本的な内容を調べてきました。次に、ツールを使って、実際にAIエージェントを試していきたいと思います。
今回は「Genspark」を活用し、GensparkのAIエージェント機能を紹介するスライドを作成していきます。
まずはプロンプトの入力、数秒で以下のように構成案を提示してくれました。

問題がなさそうなので、提示された構成案のまま進めてみると、以下のような全12枚のスライドを生成してくれました。



この間の流れとしては、”構成案の生成→構成案に沿ったリサーチ→スライド生成”となります。最初の簡単な指示だけで、ここまで細かくリサーチしてくれるなんて優秀すぎます。スライドのデザインもすべて自動で生成されるので、一切タッチせずにここまでたどり着けます。あとは、全体を確認して、修正したい部分は指示文を入力するだけとなります。生成されたスライドは、PDF・PPTX・Googleスライドとしてエクスポートが可能です。
まとめ
生成AIやAIエージェントの進化が止まらない現代において、その機能をどう上手に活用するかが、今後のビジネスにおける競争力の強化・成長の鍵になります。AIを自律的なパートナーと位置づけ、いかに早く協働の体制を構築できるかが課題だと感じます。
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