こんにちは、Sauceです。
今回も「新潟の企業誘致」についての内容となります。
前回は総務省が発表している「地方公共団体が誘致又は関与したサテライトオフィスの開設状況調査結果」において新潟県が全国3位の開設数だったことをご紹介しました。
今回は「県外企業の方から見た新潟の魅力って何だろう…?」について調べた内容をご紹介させていただきます。
上記の全国順位については、地方公共団体の取り組み成果としてのサテライトオフィス開設数であることを前回も触れていたかと思います。
そのため、新潟県の企業誘致に関する取り組みを少し調べてみました。
以下は新潟県内進出を検討する企業に向けて県が公開しているPR資料なのですが、この中では4つの「新潟県の強み」について紹介されています。
せっかくなので詳細説明ページの画像も一緒に貼り付けておきますね。
東京ならもっと近い県がたくさんあるのに?と少し不思議に思ってしまったのですが、サテライトオフィス開設にBCP対策の観点も含めて考えた場合、東京に近すぎることは逆にデメリットにもなり得るそうです。
と言うのも、サテライトオフィス開設目的の一つに「リスクの分散による事業継続性の確保」がしばしば挙げられるのですが、拠点同士が近すぎると災害発生時に同時被災してしまい、東京の本社機能の代わりにサテライトオフィスが機能する、というような「リスクの分散」効果が薄れてしまいます。
その点、新潟県は「(太平洋側の)東京から最も近い日本海側の県(なので地震や津波で同時被災しにくい)」ということや、電力会社も関東圏と異なる東北電力管内であることから、遠すぎず近すぎないちょうど良い距離感と言えるようです。
2つ目の「固定コストの削減」については、
多くの自治体でこうした優遇制度設置に取り組んでいる印象はあるのですが、「拠点開設後のオフィス賃料60%支援」や「新規雇用者の年間給与20%補助」と補助率が高く、支援の手厚さに単純に驚きました。
こうした優遇制度が「新潟にサテライトオフィスを開設しよう!」という決め手にはならないと思いますが、最終候補地が2つくらいに絞られた時には補助率や支援の手厚さで判断されることも予想できますので、やはり大切な制度なんだろうなと再認識しました。
3つ目の「豊富な情報系人材」については、
新潟は専門学校が多いとはよく言われていますがこの視点で捉えたことが無く、言われてみれば確かに!と、IT人材の不足が叫ばれている昨今においては強力な魅力に映るのではないかと思いました。
最後4つ目の「社員のQOL・モチベーションの向上」については、
前回のブログで「お米が有名な事とビジネスは関係無さそう…」と思った私が間違っていたと反省しました。笑
新潟は食べ物が全般的に美味しいと私も思っており、前職の全国転勤で新潟に来た上司同僚も「新潟に来てから○○㎏太った」「新潟に来て日本酒が好きになった」「新潟はスーパーのお惣菜のレベルが高い」と皆さん仰ってたなと、ふと思い出しました。
地方転勤への抵抗感が薄い方が前提になる気はしますが、人混みが無かったり、ふと思い立って海や川や山に遊びに行けたり、海鮮でもお肉でも一通りちゃんと美味しいお店があって、何なら自分で魚を釣ったりレンタル農園等で野菜を作ったりもできるので、そうした暮らしが好きな方に新潟はとても適した地域なのかもしれません。
なお、資料全文はこちらからご覧いただけます。
今まで自分が知らなかった新潟の良さを改めて知ることができたように思いますし、資料中にはインサイトラボのことも取り上げていただいていますので、県外の方だけでなく県内の方にもぜひ一度ご覧いただけたらなと思います。
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/321373.pdf
また、県内進出した首都圏IT関係企業の「新潟を選んだ理由」が詳しくインタビューされた専用サイトもありました。こちらにも弊社CEOのISAOさんインタビューが取り上げられていますので、ぜひご覧になってみてください。
私も新潟を離れてみて初めて新潟の良さに気付けたように、「強み」や「良さ」というものは自分に近いものほど分からなかったり気付けないように思うので、こうした外部向け資料から地域の魅力を再発見できるのも面白いですよね。という今回のお話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!