IMI 情報共有基盤とは?
近年では、オープンデータという言葉が頻繁に登場するようになり、国や自治体で保有している膨大なデータが公開されるようになりました。
ですが、その提供されるデータは各省庁や各地方自治体でデータの形式が統一されておらず、扱いづらい状況です。
これらのまとまりのないデータ群を標準化し、データを使いたい人が使いやすい形にするためのアプローチ方法として、共通語彙基盤があります。
共通語彙基盤は、語彙とその語彙を説明するデータ構造をまとめた規格です。
一例として、新潟県庁というデータを共通語彙基盤を使って表記してみます。
例)新潟県庁
施設型>名称>表記 → 新潟県庁
施設型>住所>表記 → 新潟県新潟市中央区新光町4-1
上記のような形で、データ項目が何を示しているかを明確に明示することが、共通語彙基盤の意義のひとつといえますね。
共通語彙基盤を利用するメリット
- 相互運用性の向上
共通語彙基盤の活用が広まることにより、分野や地域を超えて広範囲にデータを連携し、利活用することができます。
- データ統合が可能
分散していた関連データを統合することが可能です。LOD(Linked Open Data)として公開・共有することで多くの企業やユーザーが利用することができます。
例)子育てデータの統合
医療機関データ・保育施設データ・イベントデータを統合し集約することができます。
今回は、共通語彙基盤についての簡単な説明と利用するメリットについてまとめました。
次回は、共通語彙基盤の利用方法についてまとめたいと考えています。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。