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ポモドーロ・テクニックの話

作成者: donut|2021年10月20日

こんにちは、donutです。

朝晩は寒く、昼は暑いという気候から一転して冷たい雨と共に
お昼になっても寒い日々が続いています。ようやく秋らしい季節が到来し、本格的な衣替えに着手できそうです。

突然ですが、弊社には鳩時計があり、30分おきに可愛らしい鳴き声で
時刻を知らせてくれます。業務に集中する中で鳴き声が聞こえると
「もうこんな時間か...」と実感させられます。
ですが、先日鳩時計の電池が消耗した影響で鳴き方がスローになり、若干戸惑いました...
(なお、既に電池交換を行ったことで再び元気に鳴いております)

今回はそんな「時間」に関連しまして、作業や仕事の時に実践している
ポモドーロ・テクニックについて書いてみたいと思います。


■ポモドーロ・テクニック

ポモドーロ・テクニックとは、生産性や集中力向上のための時間管理術として有名な方法です。
主にライターやデザイナー、エンジニア等クリエイティブな業種でよく使われています。
ポモドーロ・テクニックの実践方法を簡単に説明すると、以下の流れになります。

 <実践の流れ>
 ①当日に行う作業や仕事の内容を決める(デイリータスクの確定)

 ②「25分間」でタイマーをセットし、作業を開始する。

 ③25分経過を知らせるタイマーが鳴ったら一度作業を止め、
  どこまで進んだのかを簡単にメモする。

 ④「5分間」休憩をする。

 ⑤②~④の流れを何度か繰り返したら15分~30分程度の休憩をとる。
 
 上記のサイクルを繰り返しながら作業を進めていきます。いたってシンプルです。


この方法を知った当初、「果たして継続的にできるのだろうか?」と半信半疑でしたが、
実際にタイマーを設定して作業を開始してみたところ、25分がとても早く感じ、
5分休憩を知らせるアラームが鳴った瞬間、「あれ、もう休憩?」となります。
25分作業⇔5分休憩のルーティンを行ったことで結果的に早い段階で作業が完了したこともあり、
重要度が高く、かつ〆切のある作業や仕事が生じた際に助けられています。


なお、ポモドーロテクニックには以下のメリットがあります。

 ・短い集中時間⇔休憩のサイクルを繰り返すことで高い集中力や生産性が維持できる。

 ・ポモドーロに合わせてタスクを細分化することで、一日の作業スケジュールが立てやすくなる。

 ・気が散らず、長時間集中しすぎた影響で「疲れたな...」と思う前に休憩ができる。

前述した通り、短いスパンで休憩時間が訪れるため、「もっと作業できるのになんだか勿体ない...」
といったもどかしさを感じますが、作業が途中で終わってしまっても、
一旦手を止めてきちんと休憩することが大切です。
(ちなみに、この5分休憩の間はメールやメッセンジャー等のチェックを極力避け、
深呼吸やストレッチ、飲み物等を飲んでリラックスする方法が望ましいでしょう。)

ただし、集中力には個人差があるため、ポモドーロを何度か実践するうちに、
「25分ではなく、30分や45分サイクルの方がやりやすい」
「簡単な作業であれば10分サイクルの方がよい」という風に、自分が最も集中できる
ルーティンを模索して実践する方法も良いと言われています。


ちなみに、ポモドーロはイタリア語で「トマト」を意味します。
というのも、このテクニックは1990年代初頭にイタリアの起業家兼作家の
フランチェスコ・シリロ氏によって考案され、彼が使用していたトマト型の
キッチンタイマーが由来になっているそうです。なんとも可愛らしい......
例えるなら、あの社会現象にもなった漫画「鬼滅の刃」でいうところの
「全集中」モードとも呼べるでしょう。

作業やお仕事を短時間、かつ効率的に処理したいと思ったとき、
タイマーをお供にポモドーロテクニックを実践してみてはいかがでしょうか。

ポモドーロ・テクニック(Wikipediaより)

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。




※冒頭でも紹介した弊社の鳩時計です。ポモドーロ実践時に30分ルーティンで
 彼をお供にするのも良いなと考えています(笑)