こんにちは、riceです。
つい最近まで日中でも寒いと感じていたのに、本格的な春はすぐそこ!と思える気候になってきましたね。
今回は先日受講した、新潟県と新潟県ICT推進協議会主催の「情報リテラシー向上セミナー」の内容に触れながらお伝えできればと思います。
セミナーの概要は、情報発信における注意点やデジタルデバイド(情報格差)対策、様々な分野でのDX先進事例を取り上げたものでした。
IT技術でシニアを救いたい
「株式会社雷神」が発表。
2020年に長岡高専の学生によって起業された会社です。
きっかけはコロナ禍。
会いたい人に会えない、都市部から地方に住む両親・祖父母に会いに行けない。
若い世代はスマホやPCで手軽にコミュニケーションが取りやすいけれど、シニア世代はそれらを持っていない人もいる。家にネット環境も整っていない場合もある。
そうした状況からシニアのライフラインに支障がでていると感じ、シニアのITの困ったを解決したいという想いから立ち上げたそうです。
主な業務はIT相談(インターネット、パソコンなど)やスマホ教室を行っていて、情報格差のない社会を目指したいとの言葉。
高齢化社会の日本でなんとも心強く頼もしい、そして現役の学生が学業と両立しながらやっている。ただただ感心しきりのわたしです。
そう、高齢化社会。
私の両親もまさにその世代で「デジタルなんて私たちには関係ないわ」と会話しているのを聞いたことがあり、気になっていました。
DX推進、デジタル社会へ加速する中、高齢者の方は置いてきぼりになってしまわないのかな…と。
調べてみると、ありました!
デジタル活用支援推進事業
高齢者をはじめとした様々な方が身近な場所で身近な人からデジタル機器・サービスの利用方法を「デジタル活用支援講習会」に参加して学ぶことができるものです。
(参考資料:デジタル活用支援推進事業)
こちらの事業は「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」(令和2年12月25日閣議決定)において 示された「誰ひとり取り残さない、人に優しいデジタル化」の実現のために令和3年度から総務省により開始されています。
デジタル活用支援講習会は大きく二つに分かれています。
講習会を実施している団体の検索や予約などができたり、PDFやパワーポイント形式になった教材・動画があり、個人での利用や自治体での講習会開催時などで利用したりと、幅広く活用できるようです。
こういったものがあることをもっと広めてほしいです!
両親をみていると、シニア世代は情報を受け取ることが限定的な範囲になっていることが多いので、受け取りやすいところにまで周知されていくことが大切だと感じます。
人に優しいデジタル化。実現してほしいですね。