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【紹介】フォント選択のポイントは?社内アンケートの結果をご紹介

作成者: donut|2025年4月11日

こんにちは、donutです。

4月に入り、新潟市内でも桜が開花しました。
雨の日もありますが、咲き誇る桜が早々に散ってしまわないように願うばかりです。。。


そんな今回は、皆様も日々の業務で利用されている「フォント」についてアンケートを行いました。

※なお、フォントに関しては前回の記事でもご紹介していますので、あわせてご覧いただければ幸いです。

<参考>
【紹介】フォントで印象が変わる?選び方について調べてみた

 

INSIGHT LABで働く社員へフォントに関する質問

今回も、INSIGHT LABで働く社員を対象に、「フォントに対するこだわり」や「よく使用するフォント」などについてアンケートを実施しました。

業務や案件対応等でお忙しい中、アンケートにご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました!
この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

① スライドや資料、文書やロゴなどを作成するとき、フォントを意識して
  選ぶことはありますか?

    

フォントについて、約6割の人が「頻繁にある」と回答していることから、資料作成やデザインにおいてフォントの重要性を意識していることが考えられます。フォントが与える印象や読みやすさへの
影響がある程度浸透していると言えるでしょう。
 一方で、3割強の人が「たまにある」と回答しており、フォント選択に対する意識には個人差があることも推測できます。

②よく使用するフォントの種類を教えてください(複数回答可)

      

結論から言うと「ゴシック体、強し」な結果となりました。
ゴシック体と明朝体が上位を占めていることから、多くの人が汎用性の高いフォントを日常的に
使用していることが読みとれます。これらのフォントは、読みやすさやフォーマルな印象を
与えるため、幅広い用途で利用されています。

一方、デザインフォントは、ロゴや広告、ポスターなど、特定のイメージや雰囲気を表現するために使用されており、視覚的なインパクトや個性を強調したい場合に適しています。
しかし、書籍などの長文を読む用途には適さない場合が多く、使用場面が限定される場合もあります。

資料の種類やメッセージ性、ターゲット層など、目的に応じて適切なフォントを使用することが
ベストですね。

③よく使用するフォントの具体的な名称を教えてください  (複数回答可)

よく使われるフォントについては、以下のような結果となりました。

 

1位:メイリオ
2位:游ゴシック
3位:Arial(エイリアル)

上位3種類のフォントは、いずれもデジタル環境での視認性や可読性に優れています。

メイリオ」は、Windows標準搭載のフォントであり、ビジネスからプライベートな場面
まで幅広い場面で使用されるメジャーなフォントの一つです。
游ゴシック」も、Windows標準搭載のフォントです。字面がやや小さく、線の太さに変化が
あるため、落ち着いた雰囲気や繊細さを表現したい場合に選ばれています。
Arial(エイリアル)」は、長い歴史を持つサンセリフ体の欧文フォントであり、ほぼ全ての環境に
標準搭載されています。異なるOSやアプリケーション間での互換性も高く、フォントの置き換えによるレイアウト崩れのリスクを避けるために利用されています。

いずれのフォントについても、可読性を維持しながらもデザイン性を備えているため、
多くのユーザーに支持されているものと考えられます。

④フォントを選ぶ際に重視するポイントはありますか?(複数回答可)  

        

 最も重視されているポイントが「読みやすさ」であることから、フォントの基本的な役割である
「情報を正確かつスムーズに伝えられること」が、作成者にとっても重要な要素であることが
考えられます。
2位の「デザイン性」についても、可読性だけでなく、資料全体の印象を向上させることも
意識されていることがわかります。
3位の「使いやすさ」は、フォントの汎用性や異なるOS環境等での表示の安定性など、
実用的な側面が考慮されていることを示唆しています。

これらの重視ポイントの優先順位は、資料の作成目的や媒体などによって変動する可能性が
考えられます。
(例)・社内向けのメモであれば「使いやすさ」が重視される。
    ・社外向けのプレゼンテーション資料であれば「デザイン性」も重視されるなど

⑤企業やブランドなどのロゴのフォントがイメージにも影響すると感じますか?

  

上記の結果より、ほぼ全ての人がロゴのフォントが企業やブランドイメージに何らかの影響を
与えると認識していることがわかります。これは、ロゴデザインにおいてフォントが重要な要素と
して捉えられていることを示唆しています。

日本には様々な企業ロゴがありますが、いわば企業やブランドの顔でもあり、消費者が初めに
目にする視覚的な要素です。フォントはその印象を大きく左右し、信頼感、親しみやすさ、
伝統など、様々なイメージを即座に伝える力を持つと考えてよいでしょう。

また、フォントによっては特定のターゲット層への訴求力が変化する場合もあります。
(例)・子供向けブランド:親しみやすい丸ゴシック体
   ・高級ブランド:洗練されたセリフ体など

⑥フォントを選ぶ際、場面によってどのフォントを選べばよいのか迷ったことは
     ありますか?

         

この回答より、ほぼ全ての人がフォントを選ぶ際に何らかの迷いを経験していることがわかります。
フォントの種類が豊富であることや、各フォントが持つ印象や適用場面が異なる等の要因から、
多くの人が状況に応じた最適なフォント選びに苦労しているものと考えられます。

 

⑦有料フォントを購入したことはありますか?

   

8割以上の人が有料フォントを購入した経験がない結果から、無料で利用できるフォントや、
OSやソフトウェアに標準搭載されているフォントを利用していることが読み取れます。

有料フォントでは、無料フォントにはない高品質なデザインや、商業利用時におけるライセンスの
明確さといった価値を提供しています。有料フォントの魅力を理解し、容易に購入できる環境が
整うことで、今後の利用者が増加する可能性も考えられます。

⑧有料フォントを購入することになった場合、何を重視しますか?

 

1位:デザイン性
2位:価格
3位:対応文字数の多さ

有料フォントを購入する場合は、そのフォントが持つデザイン性を重視していると考えられます。
無料フォントでは満たせない、特定の表現力や個性を求めていることがうかがえます。

また、価格についても、購入の意思決定に大きな影響を与える要素であることがわかります。
予算との兼ね合いは、有料フォントを選択する際に現実的な考慮事項となります。
そして、日本語フォントの場合、漢字、ひらがな、カタカナ、記号などが豊富に収録されていることも重要です。

⑨こんなフォントがあったらいいな、と思うものがあれば教えてください。(自由記載)

こちらについては、社員の皆さんから以下の回答をいただきました

・太字のフォント(デフォルトではあまり数が少ないので)
・文字サイズが小さくても読みやすいようなフォント

 どちらの要望も、資料作成や情報伝達における実用性や可読性を高めたいことが読み取れました。
デザイン性だけでなく、日々の業務での使いやすさや、情報を効果的に伝えられるフォントを
求めているものと考えられます。

⑩フォントに関する疑問点や改善してほしいことがあれば教えてください。(自由記載)

こちらの質問も、社員の皆さんから様々な回答をいただきましたので、一部をご紹介いたします。

◎エクセル、パワポ、スライド、スプレッドシート、エクセル内の図形の文字等で
 コピペするとフォントがバラバラなのは気になります。
 いっそ統一して欲しい。(もしくはデフォルトを全て一緒にして設定しておきたい)

◎プラットフォームによってフォントの表記がずれるのなんとかならないかな、、と
 思います。
 (ExcelアプリとSharePoint等のブラウザ上で同じ游ゴシックでも微妙に違うので
 編集した箇所だけフォントが変わっちゃう)
 あとは資料で使用するフォントとは別の視点かもですが、コード書くときは
 等幅フォントの方が好きなのですが、等幅で日本語に対応していて見やすい
 フォントでこれだ!ってのに出会えてないので、コードに向いてるフォントが
 知りたいです!

◎GoogleとMicrosoftでフォントの互換性がないと結構面倒くさいなと感じます
 (フォントダウンロードが必要)

これらの回答より、「異なる環境間でフォントの表示や扱いが統一されていないこと」に対する意見を感じました。

また、コピー&ペーストを行う度にフォントを修正する手間が発生し、資料作成の効率が
低下したり、意図しない所でフォントが変化したり、レイアウトが崩れてしまう...といった
懸念もあります。
(私自身もスライド作成の際に直面した経験があります...)

これらの問題を解決するためには、組織全体として使用するフォントを標準化したり、
デフォルト設定を共通化したりするなどの対策を検討する必要があるかもしれませんね。


今回のアンケート結果を拝見して、社員が求めるフォントや使いやすさ、重視するポイントなどに
関して非常に有益な情報をいただくことができました。

特に、読みやすさがフォントにおいて重視されている一方で、デザイン性や使いやすさも重要な要素として認識されていることが把握できました。

業務効率を意識しつつ、様々な場面に応じたフォントを使い分けることが大切であることを実感できたアンケートになりました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。