こんにちは、donutです。
6月後半にもかかわらず、すでに30℃超えの日々が始まり、
7月から8月の気温を今から想像すると恐ろしさも感じてしまいます...
熱中症にも気を付けなければいけませんね。
そんな今回は、世間を騒がすサイバー攻撃について調査してみました。
サイバー攻撃とは、コンピューターシステムやネットワーク、インターネット経由の情報に対する
悪意ある行為のことを指します。これは、個人/組織/政府/あるいは国家が行う可能性があります。
サイバー攻撃を行う目的は様々ですが、主に以下の内容が推測されています。
・情報の盗み出し
・システムの破壊
・各種サービスの中断など
<参考>
◆サイバー攻撃とは(Microsoft社より)
サイバー攻撃に関しては、今月6月8日未明に発生した「ニコニコ動画」やKADOKAWAグループが
提供するコンテンツやサービスが、ランサムウェアを含んだサイバー攻撃の被害に見舞われた
ニュースが話題となりました。
攻撃の影響は非常に甚大で、生放送や関連チャンネルを利用した公式番組は7月末まで中止し、
引き続き「ニコニコのシステム全体を再構築をするための対応」を進めることを表明していますが、
「システムの再構築」というワードだけで一筋縄ではいかないと感じた方もいらっしゃるかも
しれません。
(なお、一部では配信プラットフォームをYoutubeなどに変更したり、放送日の延期や変更と
いった対応が行われています)
<参考>
◆ニコニコサービスが利用できない状況について(ニコニコインフォより)
◆ニコニコ、復旧まで1カ月以上かかる見通し
ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃だった(ITmediaより)
主なサイバー攻撃としては以下のようなものがあります。
①マルウェア攻撃
ウイルス、ワーム、トロイの木馬などのマルウェアを使用して
システムに侵入し、データを盗み出したり、システムを破壊することができます。
②フィッシング
フィッシングは、信頼性のある情報源を装ってユーザーから個人情報や機密情報を
だまし取る手法です。一般的には偽のウェブサイトや偽の電子メールを使用します。
③DDoS攻撃
分散型サービス拒否(DDoS)攻撃は、複数のコンピューターから大量の
トラフィックを送信して、ターゲットのサービスを中断させる攻撃です。
④ランサムウェア
ランサムウェアは、コンピューターに侵入してファイルやシステムを暗号化し、
復号鍵を提供する代わりに身代金を要求するマルウェアです。
前述したKADOKAWAグループへのサイバー攻撃の主な原因の一つでもあります。
ランサムウェアは、標的型メール攻撃からの感染や情報抜き取りの印象が
ありますが、昨今はテレワークが普及したことを機に、社内システムへ接続する
VPN機器の脆弱性を狙った攻撃も急増しています。
⑤SQLインジェクション
SQLインジェクションは、ウェブアプリケーションの
セキュリティを破る手法です。攻撃者がSQLクエリを注入し、
データベースから情報を抽出/操作を可能とします。※これらは一部であり、実際には多くの異なる種類のサイバー攻撃が存在します。
個人環境においてサイバー攻撃から身を守るためには、いくつかの対策を取ることが重要です。
以下に一般的な対策を挙げてみたいと思います。
<個人でもできるサイバー攻撃の対策>
①セキュリティソフトウェアの導入
アンチウイルスやファイアウォール、マルウェア対策ソフトウェアなど、
セキュリティソフトウェアを導入してシステムを保護しましょう。
②定期的なアップデートと更新プログラムの適用
システムやソフトウェアの脆弱性を修正するため、
定期的にアップデートやパッチを適用し、最新のセキュリティ機能を
利用しましょう。
③強力なパスワードの使用
強力で一意なパスワードを使用し、定期的に変更することで、
アカウントへの不正アクセスを防止します。
パスワードの管理だけでは不安を感じる場合、多要素認証の
使用もおすすめです。
④データのバックアップ
データの定期的なバックアップを取り、必要に応じて
システムを復元することができるようにしておきましょう。
また、企業におけるサイバー攻撃の対策も非常に重要です。
企業では機密情報や顧客データなどの重要情報を保持しているため、攻撃の標的となりやすいです。
主なサイバー攻撃対策は以下があります。
<企業におけるサイバー攻撃の対策>
①セキュリティポリシーの策定と実施
セキュリティポリシーを策定し、従業員に遵守を求める必要があります。
これには、パスワードの複雑さやデータアクセスの制限、
セキュリティソフトウェアの使用方法などが含まれます。
②セキュリティソフトウェアの導入
アンチウイルスソフトウェア、ファイアウォール、侵入検知システムなどの
セキュリティソフトウェアを導入し、企業のネットワークと
システムを保護します。
③セキュリティ意識の向上
従業員に対して定期的なサイバーセキュリティトレーニングなどを提供し、
サイバー攻撃などの脅威に対する警戒心を高めます。
④定期的なセキュリティ監査と評価
システムやネットワークの脆弱性を特定し、セキュリティポリシーの
遵守状況を確認するために、定期的なセキュリティ監査を実施します。
⑤データの暗号化
重要なデータを暗号化して保護し、万が一情報が盗まれた場合でも
機密性を確保します。
⑥インシデント対応計画の策定
サイバー攻撃が発生した場合に迅速に対応するための
インシデント対応計画を策定し、従業員が適切に対処できるようにします。
⑦モバイルデバイスの管理
社内のモバイルデバイスに対するセキュリティポリシーを実施し、
企業データの保護を確保します。
これらの対策は、サイバー攻撃から身を守るための基本的な手段ですが、
セキュリティを向上させるためには継続的な取り組みが必要です。
今回は、サイバー攻撃とその対策法についてご紹介しました。
サイバー攻撃の手法は近年非常に巧妙化しているのが現状です。
被害に遭わないための対策はもちろん、万が一被害に遭ってしまった場合、最小限に抑えるための
対策も重要になってきます。
個人や企業を問わず、セキュリティに関して確認を怠らないようにしていきたいですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。